20代の若者は自民党支持 民主支持の「愚民」は30代、40代


昨日の東京都議会選では民主党圧勝で、自民党支持者はガッカリしていると思います。
過激な人は、「これで日本は終わった」「中韓の奴隷になるぞ!」「主権が移譲される!」「愚民ばかりだ!」と日本滅亡のように言っています。
でも安心してください。
日本の将来を担う若者たちは、その多くが自民党支持者である、というデータが出ています。


下のグラフは先日の静岡県知事選の出口調査の年代別データ。


静岡新聞2009年7月6日朝刊
スクラップ


静岡県知事選挙では民主推薦・川勝知事、自民推薦・坂本元参院議員、無党派・海野元参院議員だったわけですが、静岡新聞が行った出口調査によれば、20代の票は坂本氏の圧勝で民主候補が他世代と比べて特に低い。坂本候補本人に、これだけ若者を引き付ける魅力があるとは思えませんので、自民党推薦という肩書きを20代の若者が支持したのだと思います。


静岡県は日本の標準的県とされ、企業がこぞって新商品のテストマーケティングをするといいます。静岡の選挙の、特に自民対民主が大きくクローズアップされた回のデータですので、自民と民主の日本全体でどっちが優勢になってるか参考になると思います。
これを見るとネットを日常的に使う世代の間に、アンチ民主の空気は思うより広がってるのではないでしょうか。将来、ネットネイティブの子供たちが選挙権を持てば、今の民主が勝つことはなくなると思いますよ。


追記

静岡新聞 出口調査 2009/07/06
出口調査結果 静岡新聞社・静岡放送が実施

静岡新聞社静岡放送は5日の知事選投票に合わせ、県内各地で出口調査を行った。有権者に投票の選択基準や政党別の候補者支持などを聴き取り、投票動向との関連を分析した。
 
 ▼男女・年齢別
男女、年齢別の投票動向を見ると、坂本由紀子氏は女性の43・3%、20代の42%、70歳以上の53%の支持を集めた。川勝平太氏は男性の44・4%が選んだほか、30〜60代から4割以上の支持を得て、坂本氏を上回った。海野徹氏は各世代の10〜20%から支持を受け、50代男性と40代女性は2割を超えた。地域別では、川勝氏は中部で40・5%、西部で43・3%と高い支持を集めた。坂本氏は出身地の東部で44・6%となった。

 ▼支持政党別
政党別でみると、「支持政党なし」の4割は川勝氏、3割が坂本氏、2割が海野氏と分かれた。坂本氏は自民の68・4%、公明の89・1%の支持層を固めた。一方、川勝氏は民主75・8%、社民63・6%の支持を集めた。自民支持層は17・4%は川勝氏、13・3%は海野氏に投票、海野氏は民主の13・5%も取り込んだ。平野氏は共産の約7割から支持を得た。

 ▼投票理由
マニフェスト・政策」を理由に挙げた人が最も多く32・4%。「候補の人柄」(26・8%)、「景気・経済対策」(18・2%)、「医療・福祉」(17・1%)、「支持政党」(16・5%)と続いた。「医療・福祉」「教育」「人柄」を理由にした人のそれぞれ約5割が坂本氏を選んだ。川勝氏は「支持政党」「マニフェスト」「景気・経済対策」を選んだ人の4〜6割から支持を得た。海野氏は「マニフェスト」を選んだ2割から支持を集めた。平野定義氏は「静岡空港の考え方」を挙げた人の約2割が票を投じた。

 ▼県政満足度
現在の県政に「ほぼ満足」は16・5%、「かなり満足」は2・6%となった。「ほぼ満足」「かなり満足」のうち、坂本氏を選んだ人は約6割となった。「どちらでもない」は29・6%。全体では「やや不満」が31・4%で最も多く、「かなり不満」と合わせると50%を超えた。うち約半数は川勝氏を選んだ。

出口調査県内の投票所から東部12地点、中部11地点、西部12地点を選び、年齢層や時間帯を考慮し、調査員が投票を終えた有権者(各地点40人)を対象に実施。1400人から回答を得た。