花見大国日本なのに・・・ 日本人は桜と梅と桃の区別がつかない!?


桜、梅、桃


どれも日本人にはなじみの花木である。桜の花は国花でもあり、梅と桃も古くから歌に詠まれている。春にはお花見が開かれ、それぞれの木々の下で宴会が行われる。しかし、あなたは実際に花を、木を見てそれぞれの区別をつけることができるだろうか。先日、日本の有名女優が、これらの日本で最も有名な花木の区別をつけることができなかった、という珍エピソードを明かした。


今年5月、日本人有名人がプードルと偽られて羊を購入してしまった、と海外メディアに報道されて、「日本人は羊と犬の区別もつかない」国民と世界中で知れ渡られてしまった。実はこれは単なる都市伝説であり、実際に羊とプードルの区別がつかない日本人はいないだろう。しかし桜と梅と桃の区別をつけることはできなかった。


お昼の人気番組「笑っていいとも!」6月21日放送の「テレフォンショッキング」でのこと。


ゲストは女優の石野真子


おみやげとして自家製の梅酒を持参し、梅の実がたっぷり入った梅酒瓶を司会のタモリ氏に手渡す。意外性のあるものであったせいか、観客もざわめき、タモリ氏も食いついた。しかしその梅酒に関する石野氏の説明がおかしい。


「中には桃も入ってますから」・・・ん?桃?梅酒なのに桃?いったいなぜ?


その石野氏の梅酒に関するエピソードが面白い。自宅のベランダでバラやブルーベリーなどを作っているという、趣味が園芸の石野氏は、さくら祭りなるイベントにでかけ、桜の苗木を購入した。


ベランダで育ててみるが、一向にさくらんぼがつく気配がない。
しばらくすると小さい果実、梅の実が育った。なんだ、梅の木だったのか、と思った石野氏。


梅の実を見るとこの時期梅酒をつけたくなる衝動に駆られるらしく、さっそく収穫し梅酒を漬けた。


しかし何かがおかしい。木に残った実はどんどん大きくなっていく。


実は苗木は桃の木でした。というわけだ。


確かに梅の実の匂いは桃の匂いに似ている。思い込んていたら間違えるかもしれない。
しかし日本人だからこそ、こうした季節を代表する花木の区別はつけたいものである。