国会会期延長の余波 参院選29日へ引き伸ばしでフジテレビピンチ!?


会期延長で選挙関係者戸惑い
報道されているとおり、国会会期が12日間延長されることとなったために、参院選の投開票日が7月22日から7月29日へと引き伸ばされることとなった。各地の関係者は、その対応に大忙しだ。


一週間ずれ込むだけで、支援者への人件費として数百万円とんでしまうのは、参院選の立候補者たち。手痛い出費だ。


投開票所として予約していた体育館などの施設が、29日は他のイベントで使用されてしまうため、新たな場所探しを迫られている自治体も。場合によっては開票時間が遅れるかもしれないとのこと。


足りないのは場所だけではない。引き伸ばしのため、地域の夏祭りなどと重なり人手が割かれるため、人員確保にも大忙しだ。夏祭りと重なった地域の関係者の中には、投票率低下を懸念する声も報道されていた。


一方、仕事が忙しくなっても大喜びの自治体もある。29日に予定していたために、参院選と合同選挙をすることができ、一千数百万円まで経費削減できるという。まさに棚からぼた餅だ。


一番慌ててるのはテレビ局?
このように各地の選挙関係者は日程変更に大忙しなのだが、もっと大わらわになっている場所があるという。


TBSお昼のワイドショー「ピンポン!」の6月20日の放送では、評論家の宮崎哲弥氏がこのニュースに注目し、独自の視点を述べた。


宮崎氏によれば、日程変更の調整に一番大慌てしているのはテレビ局だという。


確かに国政選挙では各テレビ局とも報道生特番を数時間かけて大々的に放送する。生放送だけに差し替え番組の選定や人員確保が大変そうだ。今思えばテレビ局はどこも会期延長に否定的な報道姿勢だったような・・・それにはこういう理由もあったのかもしれない。


中でも宮崎氏が面白がるのがフジテレビ。


7月29日はこの時期恒例の『FNS 27時間テレビ』と重なるのだ。番組は28日土曜日の19時から始まり、翌29日の21時54分まで予定されている。もちろんずっと生放送。そこからさらに選挙特番で明朝まで生報道が続き、もっといえば翌日の「めざまし」「とくダネ」「わかってちょーだい」「いいとも」という生放送番組へとバトンタッチされることになる。


40時間近い生番組の連続は、一視聴者としてハプニング映像を期待してしまう。


27時間テレビは開票速報とともにフィナーレとなりそうだが、いつものように「感動」を演出することができるのか。
まさに見ものだ。


FNS 27時間テレビ みんな なまか だっ ウッキー!ハッピー!西遊記- フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/27h/index2.html